LPIC-1 - 102試験 - 106:ユーザインターフェイスとデスクトップ - 106.3 アクセシビリティ

Last Update : September 18 2014 21:34:20

     

a. アクセシビリティ(Accessibility)

アクセシビリティとは、身体に障害のある (身体動作が制限されている、視力が弱いなど) ユーザーがソフトウェア製品を十分活用できるように支援するための仕組みのことを言います。また、アクセシビリティの基になる障害者を支援する技術をAT(Assistive Technology)と言います。


1.キーボードのアクセシビリティ

キーボードアクセシビリティ設定ツールを使用して、キーボードのアクセシビリティ設定を設定します。キーボードアクセシビリティ設定ツールは、AccessX として知られています。

AccessXとは、障害を持つユーザが快適にシステムを利用できるようにするための仕組みです。
キーボードのキーをうまく押せない人やマウスをうまく使えない人のために、動作のサポートを行なう仕組みを提供しています。
AccessXではキーボードのテンキーなどでマウスやキーボード操作の補助は行なうことはできますが、ウインドウの切り替えは行なうことができず、自動的にパソコンを停止させることもできません。
ただし、一定時間操作がない場合にAccessXを停止させることはできます。

スティッキーキー
同時に複数のキーを押下することが困難であるユーザや、片手でしかキー操作できない障害があるユーザーのために、修飾キー(Shit,CTRLなど)が押下されたあとはほかのキーが入力されるまで修飾キーが押された状態を保持する機能。順次入力キーとも呼ぶ。

リピートキー
キーを押した指をすぐに離すことが困難なユーザのために、ある一定の時間以上キーを押下しなけれ入力操作が繰り返されない機能。

スローキー
指に麻痺などがあり正しいキー入力を行うことが困難なユーザのために、一定時間以上キーを押下したもののみ入力が確定する機能。

バウンスキー
指に痙攣がなどがあり連続してキー入力を行ってしまうユーザのために、一定時間内に複数入力された場合は無視する機能。

トグルキー
大文字(caps)ロックキーなどの入力状態を認識すること困難なユーザのために、入力状態が変化した時にビープ音などで通知する機能。

マウスキー
マウスを操作することが困難なユーザのために、キーボードのテンキーでマウスポインタの操作を可能にする機能。

2.その他のアクセシビリティ
ハイコントラスト
視聴障害者のために画面表示のコントラストを強調して見やすくする機能

スクリーンリーダー
画面表示上の文字を点字データや音声に変換する

点字ディスプレイ
文字データを点字に変換して表示する点字端末

スクリーン拡大鏡
画面表示の一部を拡大表示する機能

オンスクリーンキーボード
画面表示上にソフトウェアキーボードを表示し、マウスを使ってそのキーボードで文字入力できる機能

3. アクセシビリティを実現するソフトフェア
Orca
スクリーンリーダ、スクリーン拡大鏡など

GOK(GNOME Onscreen Keyboard)
オンスクリーンキーボード

emacspeak
Emacsにスクリーンリーダ機能を追加

z. 出題範囲概要

●主要な知識範囲
キーボードアクセシビリティ設定(AccessX)
ビジュアル設定とテーマ
AT(Assistive Technology:支援技術)
●重要なファイル、用語、ユーティリティ
スティッキー/リピートキー, スロー/バウンス/トグルキー, マウスキー, ハイコントラスト/拡大印刷デスクトップテーマ, スクリーンリーダー, 点字ディスプレイ, スクリーン拡大鏡, オンスクリーンキーボード, ジェスチャー(ログイン時に使用、gdmなど), Orca, GOK, emacspeak


  [ 例題 ] 
  1. 102:106.3 問01  アクセシビリティ


     

www.it-shikaku.jp