名前解決とは、数字の羅列であるIPアドレスをわかりやすいホスト名で置き換えることで、アクセスしやすくするための仕組みです。
IPアドレスとホスト名を対応付ける仕組みです。
ホスト名からIPアドレス、またはIPアドレスからホスト名に変換する仕組みです。
ホスト名からIPアドレスに変換することを正引き、IPアドレスからホスト名に変換することを逆引きといいます。
名前解決を行うのは、リゾルバというライブラリです。リゾルバはクライアントプログラムから名前解決を依頼されると複数の名前解決手段を使って名前解決を行います。
これらの手段を決められた順序で調べて、名前解決を行います。
調べる順序は、/etc/nsswitch.confに記述されているため、調べる順序を変更する場合は、このファイルを修正します。
/etc/resolv.conf ファイルの設定例
# vi /etc/resolv.conf |
nameserver 192.168.1.1 nameserver 192.168.1.2 |
nameserver という項目の後ろにDNSサーバのIPアドレスが記述します。
このほか、/etc/resolv.conf ファイルには「domain」や「search」という項目も用意されている。
この2つの項目の役割はほぼ同様であり、クライアントが通信を行うときに、通信相手をドメイン名を除いたホスト名のみで指定できるようにする設定項目である。 以下が設定例である。
domain example1.co.jp 又は、 search example1.co.jp example2.co.jp example3.co.jp |
domainとsearchの両方を指定することはできません。domainとsearchの両方を指定した場合には、最後に指定したほうが有効となります。
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