LinuC-2 - 202試験 - 2.12:システムのセキュリティ

  1. 2.12.1 iptables や firewalld によるパケットフィルタリング
    重要度 : ★★★
    概要 :
    • IPパケットを転送したり、ネットワークアドレス変換(NATやIPマスカレード)を実行するようシステムを設定し、ネットワークを保護することができる。これには、ポートリダイレクトの設定、フィルタルールの管理、攻撃の回避も含まれる。

    詳細 :
    • iptables および ip6tables のツール
      iptables, ip6tables
    • IPパケットの転送
      /proc/sys/net/ipv4/, /proc/sys/net/ipv6/
    • ルーティングテーブルを管理するためのツール
    • ポートリダイレクト
    • 発信元や宛先のプロトコルやポート、アドレスに基づいて、IP パケットの受入と拒否を行うフィルタおよびルールの表示と保存
      /etc/services
    • フィルタ設定の保存および再読込
      iptables-save, iptables-restore
    • firewalld で設定の確認と変更ができる。
      firewalld, firewall-cmd
    • ufw で設定の確認と変更ができる。
      ufw


  2. 2.12.2 OpenSSH サーバーの設定と管理
    重要度 : ★★★★
    概要 :
    • SSHデーモンの設定と保護ができる。これには、鍵の管理とユーザ用にSSHを設定することも含まれる。

    詳細 :
    • OpenSSH サーバーの設定ファイルとデーモン sshd, /etc/ssh/sshd_config /etc/ssh/ssh_host_*_key および ssh_host_*_key.pub
    • スーパーユーザおよび一般ユーザのログインを制限する。 PermitRootLogin, PubKeyAuthentication, AllowUsers, PasswordAuthentication


  3. 2.12.3 OpenVPNの設定と管理
    重要度 : ★★
    概要 :
    • VPN (仮想プライベートネットワーク) の設定および安全なポイントツーポイントまたはサイトツーサイトの接続ができる。

    詳細 :
    • OpenVPN の機能概要を理解している。
    • OpenVPN の設定ファイルとツール
      /etc/openvpn/, openvpn


  4. 2.12.4 セキュリティ業務
    重要度 : ★★★
    概要 :
    • さまざまな情報源からセキュリティ警告を収集できる。侵入検知システムをインストール、設定、および実行できる。セキュリティパッチやバグ修正を適用できる。

    詳細 :
    • サーバーのポートをテストおよびスキャンするユーティリティ
      netcat(nc, ncat), nmap, iptables, firewalld
    • Bugtraq、CERT、CIACやその他のセキュリティ警告を報告する組織と、そのアドレスに関する知識
    • IDS(Intrusion Detection System:侵入検知システム)を実装するユーティリティ
      fail2ban, snort
    • OpenVAS や OpenSCAPについて知っている。



   

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